ウィングの種類

皆さんは、普段どのような形のBCDを使って潜っていますか?

OMSも様々な形や用途に合わせたBCDがありますが、今回はウィングの形についてお話ししていきます。

 

ウィング(Wing)とは英語で直訳すると「羽」のことを指します。

ダイビングではBCDで空気の入る袋のことを、ウィングやブラダー等といいます。

OMSでは、空気の溜まる袋のことをウィングと呼んでいますが、このウィングには様々な形があります。

 

大きく分けて「ドーナツ型」と「馬蹄型」があります。

ドーナツ型とは名前の通り、袋の全面に空気が入ります。

OMS JAPANにて販売しているウィングの中では

・パフォーマンスモノ 27

・パフォーマンスモノ 32

・ディープオーシャン 2.0

・パフォーマンスウィング 45

・パフォーマンスウィング 60

ひとことでドーナツ型といっても形は様々で、

ダブルシリンダーで潜るときに使う

「ディープオーシャン2.0」と「パフォーマンスダブル」は

同じドーナツ型ではありますが、ディープオーシャン2.0の方が下部の空気の入るエリアが狭く

パフォーマンスダブルに関してはキレイなドーナツ型をしています。

その二つを選ぶ基準のひとつとして、ドライスーツで潜るダイバーは

空気が足側にも溜まりやすいため、より下部への浮力がたまりにくい「ディープオーシャン2.0」を

チョイスするという選択肢もあります。

ウェットスーツで潜る機会があるダイバーはパフォーマンスダブルを使用する選択肢もあります。

 

ドーナツ型は全面がつながっているため、どんな姿勢になっても空気が移動するため

ダンプバルブから排気するときも、インフレーターホースから排気するときも

簡単に空気移動ができるという利点があります。

 

選択する基準は様々ですが、その方の用途や体型、装備している他の器材、着ているスーツ等

様々な情報を元に、どんなウィングが最適なのか選択しましょう。

 

 

ドーナツ型と違う選択肢の一つで馬蹄型(ばていがた)のウィングもあります。

OMSではトリエステウィングが馬蹄型です。

ご覧になってわかるように、下部への空気侵入がありません。

上部だけがつながっていてお尻側には空気が入らないため、左右の空気移動は

一度体を立てる必要がありますが、ドーナツ型の例で出たドライスーツで潜るダイバーの場合

下部への空気侵入がないため、バランスがとりやすいかもしれません。

しかし、トリエステウィングに関しては浮力が最大42.6kgと入る浮力が大きいため

テクニカルダイビング等のディープエリアでのダイビングに適したウィングです。

 

ウィングひとつとっても、形や大きさ、仕様によりそのダイバーに適した物は

変わってくるので、その人の目的や用途に合わせてウィング選びをしましょう!

 

どんなウィングがいいのか迷ったら、正規ディーラーまでお問い合わせください!